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大豆戸FC/大豆戸フットボールクラブ

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VOL.03 OVER40チーム 俺たちの第2の青春〜大人のfootballの魅力とは〜

大豆戸FCには、over40チームがあることをご存知でしょうか?

サッカーは生涯スポーツ。
と言ってもなかなか続けることは難しいが、大豆戸FCでは、保護者の方が様々なきっかけで
over40チームでサッカーを始めた人たちがいます。

 

このコーナーでは、その選手たちに焦点を当てて、どんな想いで、何を想いサッカーを楽しんでいるのかについて語っていただきます。

名付けて、「俺たちの第2の青春〜大人のfootballの魅力とは〜」です。

 

over40でプレーする選手たちに焦点を当てた企画の第3弾は、吉田さんの登場です。

吉田さんも大豆戸FCでお子様がサッカーを始め、それを追うようにサッカーを再開した選手の一人です。

その経緯とこの年代でサッカーをやることの意味や日々の変化などを聞いていきたいと思います。

 

 

 

【1】まず、大豆戸シニアチームでサッカーを始めようとした理由は何ですか?

 

【吉田さん】

息子が大豆戸FCに入会したことをきっかけに、大豆戸シニアチームの存在を知りました。
大学卒業以来20年間全く体を動かしていませんでしたが、子供達が楽しそうに球を蹴っている姿を観て、自分ももう一度、程よく全力で取り組みたいなと思い加入しました。

 

【末本】
20年のブランクがあったとは驚きです。
しかし日本サッカーの現状は就職することでスポーツから離れてしまうこと、20代半ばから40代はなかなか自分にあったプレー環境がないという現状はあるので、非常に理解できます。

 

 

 

 

 

 

【2】プレーし始めたことで、子どもたちがプレーしているサッカーへの味方や言葉の伝え方など変わったことはありますか?

 

【吉田さん】

「子供に寄り添った声掛けが出来るようになりました」という模範解答を言いたいところですが、自分自身が改めてプレーし始めたことと、昭和世代の悲しい性が相まって、より「自分目線」の会話になっている今日この頃です。反省…。

幸いなことに同じ境遇のパパさんやコーチ陣の子供達の振舞い方に接することで、自分自身いくつもの気づきがある日々ですので、現在、令和仕様にアップデート中です。

 

【末本】

嘘偽りない、ありのままの接し方をありがとうございます(笑)
私もですが、まずは自分基準を超えてもらいたいですよね、これが良くないのはわかっていてもそうなるのが、プレーヤー出身保護者の悩みかと思います。

大豆戸FCは、保護者の皆さんのあり方がとても素晴らしいので影響を受けて、令和版にアップデートしながらも、吉田家独自の、合った接し方を模索し続けて欲しいです。

 

 

 

【3】この歳になって、新しく感じたサッカーの楽しさや魅力、また難しさを教えてください。

 

【吉田さん】

体力の衰えを頭の回転でいかにカバーするか、と感じています。先を予測した動き出しやポジショニング、1m、1歩の距離・角度にこだわることで、次に見えてくる景色が変わるということを日々学んでいます。でも、やっぱりサッカーって、何だかんだ言って走るスポーツなんだというシンプルな現実にも直面しています。

 

【末本】
今考えていることを若い時にできていたら、、、と思いますよね。
準備が9割! 仕事もサッカーも同じですね(笑)。
走る、OVER40でも同じですね。
標準装備で必要な項目だと私も思います!

 

【4】ご家族の理解、子どもたちにとってご自身がプレーしていることに対してどんな感想をもっていますか?

 

【吉田さん】

奥さんは「そんなに走り込んで、どこを目指しているの?!」と言いつつ、試合・練習には快く送り出してくれていますので感謝です。

 

【末本】

快く! 理解があって?!素晴らしいですね!

 

 

 

【吉田さん】

息子達には「親父の威厳」を見せるべく試合会場にも連れて行ったりしますが、中々良いプレーが出来ず。
挙句の果てにはサッカー談義をするなかで「パパこそ出来てないじゃん」というド正論の反応をされる始末。しかしながら、そういう会話が出来るのもサッカーをしているからこその楽しみの1つと感じています。

 

【末本】

背中で示す、年齢が上がると難しくなりますが可能な限り、できるようにしていきたいですよね!

 

 

 

【5】最後に、プレーをし始めたことで日常生活や仕事面など変わったことがあれば教えてください。

 

【吉田さん】

毎日のルーティンとして体重計に乗って自己管理するようになりました。
会社の飲み会等でも暴飲暴食には走らないようになり、当然に「〆のラーメン」からは卒業しました。
平日もなるべく仕事終わりには最寄駅から自宅まで走って帰る日を作るべく早出出勤にも努めているものの、中間管理職の理想と現実の狭間で葛藤する日々です。

 

【末本】

吉田さんがピッチでなぜ動けるのかの理由がわかりました、我々のスタッフにも是非読んで実践して欲しいですね(笑)
職場では、理想と現実の葛藤にいる40代、しかしピッチの中では全て忘れてFootballを楽しむ!ですね!

 

【6】最後に何かメッセージ、伝えたいことがありましたらお願い致します。

 

【吉田さん】

2023年は大豆戸史上2組目の「公式戦同日の親子アベックゴール」という快挙?!を達成し、歴史に名前を刻むことが出来ました。

次なる目標は息子達と同じチームの一員として試合することです。
子供が20歳になったら一緒にお酒を飲みかわすのと同じ感覚ですが、生涯スポーツであるサッカーだからこそ実現可能な目標だと思っています。
何年先になるか分かりませんが、その日が来るまで日々精進です。

 

 

 

〜取材後記〜

知性溢れるプレーを魅せる吉田さんのプレー。
プレーの実行に至るプロセスが確かにある、お手本のような選手である。

サイドからFWまで様々なポジションを黙々とこなす、吉田さんのプレーはまさに背中で魅せる男。仲間からの信頼も熱い。

チームでは、決して大きな声や主張をすることはない吉田さんだが、秘めたるものはチームでも随一であることが今回のインタビューでもわかります。

理想と現実、ピッチの中も外も もがきながら過ごす40代。
同じ悩みを共有しながら、試合が終わった後に一緒に飲みに興じる姿が嬉しい。

第3の場所、コミュニティの存在こそ 大豆戸FCの存在意義。

 

第4回もご期待ください。