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大豆戸FC/大豆戸フットボールクラブ

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VOL.02 OVER40チーム 俺たちの第2の青春〜大人のfootballの魅力とは〜

大豆戸FCには、over40チームがあることをご存知でしょうか?

サッカーは生涯スポーツ。
と言ってもなかなか続けることは難しいが、大豆戸FCでは、保護者の方が様々なきっかけで
over40チームでサッカーを始めた人たちがいます。

 

このコーナーでは、その選手たちに焦点を当てて、どんな想いで、何を想いサッカーを楽しんでいるのかについて語っていただきます。

名付けて、「俺たちの第2の青春〜大人のfootballの魅力とは〜」です。

 

over40でプレーする選手たちに焦点を当てた企画の第2弾は、豊島さんの登場です。

現在、U14にお子様が在籍。

 

 

 

【末本】

今日はありがとうございます。
では、早速質問ですが.大豆戸シニアチームでサッカーを始めようとした理由は何ですか?

 

【豊島さん】

末本さんから声をかけて頂いたからなんですが、
実は息子がサッカーをしている姿を見ていて、
もう一度自分もやりたくなってしまっていた、
グランドの中から11人制のあの景色をもう一度見たくなった、
というのが本音です(笑)。

 

【末本】
トリガーになった一声をかけられて光栄です笑
では、プレーし始めたことで、子どもたちがプレーしているサッカーへの味方や言葉の伝え方など
変わったことはありますか?

 

【豊島さん】

外野から言うのは簡単で、、というのを身を持って実感したと言いますか、思い出しまして。
もともとそんなに何かを言うほうでは無かったですが、試合を見て何か指摘するようなことは無くなりました。

それよりも、同じプレイヤーとして、サッカー談義することが増えました。
一緒に海外クラブやJリーグの試合を観戦したり、SNSのサッカー動画を観ながら。
いま次男が大豆戸FC Jrユースでお世話になっておりますが、長男も高校の部活でサッカーをやっているので、3人でのコミュニケーションの時間が増えました。

 

 

 

【末本】

観客から共にプレーする仲間になった、同じ視点でサッカーを見るようになった、サッカーへの距離感が同じになり
コミュニケーションの量と質が変わったというのが興味深いです。

自分自身のことについてお聞きしますが 、この歳になって、新しく感じたサッカーの楽しさや魅力、また難しさを教えてください。

 

【豊島さん】

いくつかありますが、

まず最大の魅力は、お互いのことを知らなくても、仲間となり、アツい時間を共有できるところ。
他のチームスポーツもそうかもしれないですが、フットボールカルチャーに色濃くある魅力なのかなと。
子供の頃はそんなこと感じなかったし、そういうことを感じる機会もなかったので。

 

【末本】
不思議な一体感といいますか、この歳になってこそ
この有り難み、貴重さを感じますよね。

 

【豊島さん】

もう一つある魅力は、叱咤激励を受けられるところ。
皆さんそうだと思うのですが、この歳になると叱咤されることってほぼ無いと言うか、少なくなりますよね。

不甲斐ないプレーをすれば本気で怒られますし、反省して改善しなきゃって思います。
別にMというわけではないですが、自分はそれが凄く新鮮で。
どのように叱咤激励を受けると人は動くのか、すごく勉強になります。

 

 

【末本】
すごく共感しますね。
皆さんそれなりの立場になると指摘される、怒られるようなことが
なくなってくると思いますが、サッカーをしていると当たり前のようにそれがある。年齢、職業関係なしに。
それが新鮮ですよね。

 

【豊島さん】

更に加えると、新しい仲間が出来ること。
この歳でオフの自分に新たに仲間ができるって、なかなかないこと。
この試合に絶対勝つ、とか、昇格する、とか、同じ目標に向かって戦う仲間がオフの自分にもいるって最高です。

 

【末本】
大豆戸の大事にしていることに、第3の場所として、このクラブの存在があります。
日常とは離れた、非日常空間、クラブでの時間に素晴らしい仲間と出会い、有意義な時間を過ごすことができる、これ以上嬉しいことはありません。

家族の理解、子どもたちにとってご自身がプレーしていることに対してどんな感想をもっていますか?

 

 

【豊島さん】

まず妻ですが、私がこの歳でサッカーをやること、やっていることに一つもネガティブなことは言いません。むしろ「良かったね」って言ってくれます。
細かく言語化して共有している訳ではないですが、その価値を理解してくれているのだと思います。感謝しかないですね。
子供たちも、特に息子二人は喜んでくれている印象です。
グランドを借りて親子3人で蹴り納めすることが年末のルーティンとなりました。
この親子での蹴り納めの時間は父としても良き時間です。

 

【末本】
グランドを借りて、親子3人で蹴り始める!?
私は元旦ですが、近いですね笑 最高の始まりですね!

プレーをし始めたことで、日常生活や仕事面など変わったことがあれば教えてください

 

【豊島さん】

不思議と仕事の調子が良く良くなりました。
たぶん、それはメンタリティの部分が大きいかと思います。
仕事以外で何かにチャレンジしていることがあるということは、そのチャレンジを通して様々な気付きがあり、人としても成長するのだと思います。

 

【末本】
歳を重ねて、ピッチの中で発見することが大きいですよね、
技術的な部分より、メンタル的なチャレンジ、その姿勢がピッチの中でも外でも影響を与える、共感します。

 

 

【豊島さん】

自分はプロの世界に行けないのであればサッカーは終わり、
そう思っていたので、高校でスパイクは脱ぎました。

ただ、そうではなかった。
サッカーって生涯スポーツなんですよね。
それに全く気付かなかった。
シニアサッカーと出会って、それに気付きました。

シニアとは言え、大学、社会人とずっと続けてきた方々が多い中で、25年ぶり?にスパイクを買った自分が同じチームでサッカーをするって自分にとってはわりと大きなチャレンジでした。
実際、決断するまでに1年ほどかかりましたし、決断してからも数えきれないほどの吐き気と肉離れを乗り越えてやっと人並みにグランドに立てるようになったので(笑)。

 

【末本】
体調不良と足がよく攣っていましたね 笑

では最後になりますが、何かメッセージ、伝えたいことがありましたらお願い致します。

 

【豊島さん】

この歳でサッカーと再会した自分が、今とても充実している分、後悔していることがあります。
それは、どんなカタチでもサッカーを続けていればよかった、ということ。
そうすれば、今もっと楽しめたのかなと。

まぁその後悔も含めて、もがきながらボールを追いかけている今がとても楽しいのですが(笑)。
なので、息子達含め、今サッカーをやっている人には、熱中できるのであればどんなカタチでもずっと続けてもらえたら嬉しいです。
そして過去にやっていた人で、もし少しでもまたやりたいと思っている人には、環境は色々(場所、カテゴリーなど)あるので、是非チャレンジしてみてもらいたいです。
少なくとも自分にはプラス要素しかなかったので。

最後に、この場をお借りして、
サッカーと再会させてくれた末本さんと大豆戸FCに御礼を伝えさせて頂きます。

ありがとうございます。
これからも親子共々宜しくお願いします!

 

 

〜取材後記〜

準備を怠らず、試合中も常に冷静なコーチングと状況判断をする豊島さん。
体験時から、参加するごとにパフォーマンスを上げていくことに驚かされ、気づけば試合もフル出場する状態にまでコツコツと積み上げていく人間力は尊敬に値します。

同級生として、これからもお互い可能な限りfootballを楽しみ、仕事もバリバリいきましょう!

 

第3回もご期待ください。